ROCK MUSICAL BLEACH the LIVE 卍解SHOW code:003

総括エントリ。
これを書かないことにはいつまでも思い出しては泣いてそうで、次に進めそうにないので勢いでさっさと書くんだぜ!


どうやってまとめようかと思ったんだけど、セットリスト順に、自分的見所等をつらつらと書くことにしました。
キャストひとりひとりへのコメント(という名の愛の押し売り)は、2年前に「これが最後!」と思って観ていた新宿コマの時に書いたこと*1と重複が多くなりそうだったので、今回は違うやり方で書いておこうと思います。
書いてるうちに涙も気持ちもだーだー溢れてきてとまらなくなっちゃったので、推敲もせずに上げて今日はもう寝ます。なもんで無駄に長いのでご注意ください。


今回のブリミュはいろんな人とご一緒できたのもとてもうれしかったです。ご一緒してくださった方、お付き合いくださった方、ほんとうにどうもありがとうございました。おかげでとってもとっても楽しかったです。
いつも孤独にひとりで楽しんでたんだけど、これが最後だと思ったらこのすばらしい舞台をいろんな人に見てもらいたくなっちゃって、けっこうご無体な感じで声を掛けたりもしましたがwそれぞれに楽しんでいただけたみたいでよかったです。7日に一緒に観た中学時代の友人が、「忘れてた大切なものを取り戻せた!!!」とちょう興奮して晴れやかな顔で帰っていくのを見て、誘ってよかったな〜〜〜と思いました。彼女がブリミュで何を取り戻してしまったのかについてはあえて触れないけどwでも大切なものをブリミュきっかけで取り戻せてほんとうによかったよ!


そんな素晴らしかった最後の卍解SHOWについて。
散々見たくせに曲名とかいろいろ適当なのでwそのへん諸々よろしくお願いします。
(そしてどさまぎでいわだてなべ!とか叫んでてごめんw誰にも言えなくて日記に書くしかなかったのw)


  • OP(No clouds)

暗闇でノークラウズのコーラス部分のみが響き渡るオープニング。結局この曲はまともに歌わなかったなあ。

  • ザダーク

キャラがだんだん舞台上に揃っていくにつれて、どんどんテンション上がってきて、最後にドセンに一護が登場してキャー!ってなった瞬間、全員決めポーズしつつの「BLEACH!!!!」ドカーン!!!!はもう、最初っから鳥肌。圧巻。すごい迫力なんだよーーー。
間に今までの戦いを挟むんだけど、殺陣のやり方も、本公演の時をなぞるような動きを再現してて感動した。イヅルは上手の上の方で雛森と対戦。下手側での市丸対日番谷も上手の更木対東仙もすげえいいんだよな〜。目が足りない!

  • ハレルヤ、グッバイ

「俺はずっとおかしいと思ってた。主役でもなんでもないお前の曲が*2どうしていつも締めで歌われるのかってことをな!」という一護の言により、初っ端からお祭り気分でハレルヤグッバイ。
市丸と一護の会話に「かわいいなぁ、嫉妬してはったん?」「そうだよ嫉妬だよ!ジェラシーだよ!」ってのがあるんだけど、その時にいつもイヅルが上手の隅っこの方でものすごい嫉妬に狂ったような顔してるらしくてw(後ろ向いてるからよく見えないんだけど)加藤隊員が気遣わしげにいつもイヅルのほうを窺ってるのがすっごく面白くて、イヅルと加藤隊員を見るのが密かな楽しみでした。ほんと細かい演技してるんだよね。
イヅルが拾う神だったのも好きだった!あやういところでキャッチする芝居が!

  • ゆずれないものひとつ

ペンラふりふり(栗原隊員とあたしのw)思い出の曲。

  • 変わらない気持ち

修兵が「歌わせてもらいます」とかってまるで自分の曲かのように歌い始めるけどw実はほとんどソロで歌ってないよね。
「君が目の前で笑ってくれたら」から始まるイヅルのソロパートがいつも鳥肌もんのうまさで、うまいだけじゃなくてなんかあったかい声で大好きだったな〜。そこだけは手拍子やめてじっと聞き入ってました。この曲を歌うえーきさんのイヅルが言葉では言い表せないぐらいだいすきでした。イヅルとしろちゃんのふたりで歌うところもすごくよかった。

  • 白哉と夜一のムード歌謡

ほんとになんだったんだろうねこれwwwwwwwだいすきだよwww

  • 女性死神協会

「兄様もそんな顔して怒るんですね」とルキアに言われて、若干うろたえるびゃっくんの演技が好きでした。光の速さで出てくる砕蜂ちゃんもね!
それにしても女性死神がほんとうにかわいくてかわいくて巧くて、私がこんなにブリミュだいすきなのは女性のキャストさんのおかげによるところが凄く大きいです。

  • 男性死神協会

「ひさな…ルキアは強く、育っているよ…」と兄様がお空に向かって遠い目をしてる後ろに、にょきっとイヅルが出てくるところが好き〜。ステージ眺めまわして「みなさーん!ステージあきましたよー!」って。
今回、こういうふうにイヅルが話を動かしてるというか、進めているシーンがすごく多かった気がします。嘘コンテストに入るときも、隊員曲からハイリスクノーリターンに入る場面とか。そういうのも楽しかったなー。
草食系男子の鍛えなおし方とか、「男とはー!」とか毎日毎回日替わりで面白いこと言って、ほんと凄かったよなあと思います。安定していつも面白いのはながやん。剣ちゃんが吹きだして笑いが止まらなくなったこともありました。案外残念なのがなおやんで(ごめんw)、なおやんのへたれっぷりが修兵っぽすぎて、どこまでが演技でどこからが素なのかが分からなかった。ほんと神がかったキャストさんにめぐり合えてつくづく幸せだ。

  • べんがら格子(東京のみ)

ほ ん と こ の ギ ン は 反 則 だ か ら!!!!!!
しろちゃんは最初から最後まで頭にマイク付けて歌ってたなあ。ながやんのそういう受けようが受けまいが徹底してるところ好きですw

  • イチルキ3曲

東京の途中から一護の喉がやばくて、手に汗握ったりもしましたが、んでさすがのルキアちゃんの安定感にほっとしたり鳥肌立てたりしておりましたが。
手をつなごうはセンターブロックで見るに限るよなあ。向き合ったふたりやふたりの手の位置関係がよく分かるから。

  • 剣ちゃん曲〜卯ノ花と剣ちゃんのとてもいい話

一度剣ちゃんが舞台から落っこちた時はひやっとしましたが、何事もなくて本当によかったです。
一角と隊員さんたちの「たとえばー!」の日替わりも毎日楽しかったなあ。加藤隊員ていつも「それっていじめなん…?」みたいな微妙なツボをつくいじめの例えを繰り出してくるから面白かった。あそこって、本気いじめみたいになっても面白くないし、バランスが難しいんだよね。
卯ノ花隊長と剣ちゃんのお話は、ひょっとしてTITEてんてーも一枚噛んでたりするのでしょうか。きっとこの後剣ちゃんは、自分の刀の名前を知ることができるようになるんだろうなあ…とじんわりとした幸福感とともに毎回見てました。しかし卯ノ花弘子さんの笑顔の演技のこわいことこわいこと!さすがでございました。笠原さんの歌がワンフレーズでもまた聞けてうれしかったです。

すごいことをやってるんだろうけど、なんやろこれ…と思いながら見てたら、思ったまんまのことを出てきた死神さんたちが言ってくれるから(出てきた恋次が「なんだったんでしょうね、今の」と言う)思いっきり笑うことができました。こういうところがテニミュとブリミュの違うところかなあ、と思います。
テニミュは明らかに「誰か突っ込んでや!!」って頭おかしいことやってても、ステージ上にはツッコミが不在なのね。だから客はひとりで耐える(もしくは耐え切れずに吹き出す)しかなくて、それこそがトンデモ舞台たる所以だと思うんですが、ブリミュの場合は何かおかしいことがあると、「それはおかしいことですよ」とステージ上の誰かがツッコミを入れてくれる。だから安心して笑えるんだけど、それがテニミュのトンデモに慣れた猛者には物足りない部分なのかもな、とも思ったり。
どっちがいいとか悪いとかじゃなくて、原作のカラーの違いがよく出てる部分なのかもしれません。わたしはどっちも好きだけどね。

  • 嘘コンテスト

とにかく土屋さんの頭のよさが際立つコーナーでしたね!すべてが市丸隊長のさじ加減次第という大変おそろしいコーナーでした。でもたまにお相手に指名されて、舞台の真ん中で居心地悪そうにしてるギンを見られてそれも楽しかったです。一組やり終わるごとにギンがひとことコメントを言うんだけど、それがいちいち面白くて、何度腹かかえて爆笑したか分かりません。ほんととぅてぃーって頭のいい男だと思うつくづく。
毎回違うことやったキャストのみなさん本当におつかれさま!
千穐楽のネタはどれも印象深かったけど、それ以外でもイヅルがギンを指名した回(はかまの中で魚を飼ってる)とか、砕蜂が兄様を指名したやつとか(私の方が夜一様を好きだーっ!)とか、隊員さんたちが市丸を取り巻いた回とか、剣ちゃんと卯ノ花隊長の回とか(花に烈って名前をつけたらしぶとくまだ生きてる)、しろちゃんと乱菊が市丸に詰め寄った回とか、どれもこれも面白かったよなあ〜〜。たまに大事故起こしかけてキャラ崩壊しそうになってたけどwそんなところを含めて毎回楽しませていただきました。

藍染隊長が不在のため、嘘コンテストの優勝者がメインを張ってたカタルシス。なんだかんだでほぼ全員分見たと思うんだけど、やっぱりあそこでメインを張れるのは藍染兼悟だけだなあ〜と思いました。やっぱり誰見ても違和感があるんだよね。なおやんの修兵とか、身長もあるし絶対かっこいいはずなんだけど、副隊長があそこでメインで歌ってるってことに違和感があるし。
個人的にはしろちゃんが独自のハモりで熱唱したのと、イヅルが市丸のほう窺いつつメインを張った回はすっごく楽しかったしうれしかったです。隊員さんたちの回もおもしろかった!
でも最後にもう一度だけでも、藍染隊長のカタルシスが見たかったです><

  • しろちゃんと恋次の曲

この曲…すっげえ難しいよね。ながやんはいいんだけど、えーじさんが音を外さずに完璧に歌えた!と思った回が一回もないんだぜ…(笑)。この曲が見せ場だったながやんとえーじさんが正直気の毒…。しろちゃんはしろちゃんでもっと良い曲あるし(そりゃサイレントウィッシュも冬花火も今回は難しかったんだろうけど)、恋次だってもうちょっと何かあったよね?たぶんこれが噂のTITEてんてー作詞曲だったんじゃなかろうかと推測。だとすると色々説明がつくんだよね。歌詞と曲がうまくはまってないこととか、かたくなにこの曲やることとかさあ。
あ、でも最初のしろちゃんと恋次のやりとりは好きだな。「ねしょんべん桃!ばーかば…」「何やってんすか」ってあたり。「サングラス…似合ってましたよww」ってキメ顔で言おうとして噴き出す恋次とか、さすがでした。

  • 砕蜂隊長と大前田人形

ああああああもうううううう砕蜂あすかちゃんには今回も死ぬほど笑わせてもらった!!!
ほんとに全力でやりきることでこんなにも人を笑わせられるのか!って見せ付けられたよね。あすかちゃんの砕蜂には本公演では泣かされまくり、卍解SHOWでは笑わせてもらって、ほんとうにほんとうに大好きです。砕蜂隊長って大前田のことだいすきやな…wと思いながら見てたよ。ほんとあの人形を叩き付ける時の憎悪の表情とか「ぼああああ!!ぐえええええ!!!」とか言いながら投げ飛ばしてんのとか、面白すぎたからwww
隊員さんたちの華麗なるやられっぷりも楽しかったなあ。いっつも栗原くんが上手で三点倒立状態で固まるのがまたねw砕蜂隊長の見せ場でもあると同時に隊員さんたちの見せ場にもなっていて、大好きなシーンでした。

  • 隊員曲

一周して、結局「俺たちは何番隊なんだろう」に戻ってくるんだよねw
大前田人形を前にしてうなだれる隊員さんたちが可愛すぎた。

  • ハイリスクノーリターン

で、うなだれてる隊員さんたちのところへイヅルが凄い勢いで走ってきて
「君たちのやりきれない気持ちはよーーーく分かる!そんな時はこの曲だーーーっ!」
で始まるのがこの曲。乱菊姐さんはいなかったけど、隊長なんていらねーっ!のところではちゃんとしろちゃんもご登場してたよね。
このダンス踊るイヅル、すっごく好きだったなあ〜。まっすぐ上にジャンプする時に、首を右にかしげる振りがイヅルは絶妙なのね。サビのところの手を腰の方に引き寄せる振りもイヅルがいちばんきれいで好きだったな〜〜〜。

  • もうひとつの地上

夜一さんも参戦した今回の地上。やっぱり藍染隊長がいない穴は大きくて(地上の藍染パートってすごく大事だと思うのよ!)、福岡で最初に聴いた時からずーっと収まりが悪いというか違和感があった今回の地上でしたが、やっぱり慣れるもので東京公演の後半は普通に聞いていられました。でもやっぱり藍染パートがないのはおかしいけどね!東京では乱菊さんのパートが入ったおかげで少しは継ぎはぎ感が緩和されたのかもしれないです。
東京の終盤はとにかく雛森の歌声が鬼気迫るど迫力で毎回圧倒されました。
隊員さんたちと一緒にバックダンサーつとめる一護は、あれ一護じゃなかったよねw(一護は「さみしいんだもん!」とか言わないよw)でも出られてよかったねw
隊長さん副隊長さんが青年館の1階通路に登場する、いちばんオーソドックスな地上でしたが、やっぱり真横にキャストさんに立たれると霊圧びしばしでしびれました。
青劇での巨大セットに乗って横から登場した時は、おおおおーーーってなったし、新宿コマでの回転しながら下からセットごと登場したのは、かっこよすぎてテンション上がりすぎてわけが分かんなくなるぐらい毎回興奮したけど、やっぱり基本もいいよね、と思ったり。でも…思い返すにつけあの新宿コマの演出はよかったよなあ…。あの劇場自体が今はもうないことが残念でしかたないです。でも最後にコマ劇場でブリミュを見られた思い出は残ってるからね!見れてよかった!
ひとりが歌ってる時も他の人たちはずーっとキャラを保ったままで後ろで待機してる姿もすごくすごく好きでした。あの長い曲の全編がなにかの芸術品のように完成されていた。
それぞれのパートとか、細かいことを言い出すとキリがないからこのぐらいにしておく!
無条件でテンション上がる名曲!!最後に夜一さんも一護も何らかの形でw参加できてよかった!

バックダンサーが日替わりだったんだけど、最後までとうとう一護のバックが見れなかったのは残念でした。次の曲の準備があるから出られないのは分かってたんだけどね。それでもこの曲のバックって言ったら一護と恋次だからさ…!
みんなのバック、それぞれ印象的だったけど、砕蜂隊長の反り返り具合がハンパなかったこととか、一角がやる気ありすぎだったこととかw、なんだかんだ言いつつ剣ちゃん踊れてたこととかw、しろちゃんの反り返りっぷりもなかなかだったとか、ギンのダンスがEROすぎ&ルキアの後ろにパニ2人が付いててオオーってなったりとか、やっぱりイヅルはうまかったよね!いっそイヅルらしくないほどに!とか、いろいろありましたがどれもいい思い出です!楽しかった!
そんでわたし、やっぱりこの曲とこの曲を歌う佐藤ルキアちゃんがだいすきだ!と思いました。張りのある声に曲がすごく合ってるんだよね。聞いてると元気になる。「人は誰でも生きた証残していく」ってとこ、すごく好き。

  • Where is my body?(一護)

いっちーほんとごめんね><(やちる風に)
一護がすっごくがんばってること、知ってるのにバックの隊員さんに目が行くバック担でほんとごめん><
あのね、隊員さんは今回は全部で7人いたんですが(ほんとはスエも入れて8人がベストメンバー)最初に一護のバックに付くのが、熊倉・加藤・栗原の3人なのね。この3人がいわだてなべすぎて毎回毎回発狂しそうになりながら見てたなんてほんとうにここだけの話なんですが…でも見れば見るほどそうだったんだよ…。(ちなみにクマ=I、加藤くん=D、クリ=Nでした。身長差もクマ>学さん>クリだしw)学さんとクリのシンメっぷりはまんまだてなべだったし、アクロになるとクリが抜けてクマが入るのもそれっぽかったし、クリとクマは栗子と熊男でお笑い班だし(つーかクリの女の子ネタなんてまんまドリボのピエロなべじゃないか!と)そういう意味でもここは本当にバックばかり見てました…ごめんなさい。各方面に謝り倒すしかないんだけど、書かずにはいられませんでした。でもねーここの3人がほんと楽しそうに笑い合いながら全力で踊ってるのがいつもいつも見てて本当に幸せだった!!もちろん後の4人が合流してからも凄いんだけど、この前半のあのシャカリキなまとまりっぷりはバック担ならみんな狂喜乱舞するレベルだったのよ!!!ほんとうに楽しかった。素敵な時間をありがとう!!!

  • 揺れる尸魂界

全キャスト揃ってポーズとりつつ歌うのってどうしてこんな迫力あるんだろう。テンションだだあがり。
でもずーーーっと歌詞は「ゆーれーるそーそーさいきんー♪」だと思ってましたwwwwwごwめwんwwwそうですよね、「揺れるソウルソサエティ」ですよね。わたしが悪かった。
「危険分子はあいつだ」って歌詞でみんなが刀を前に突き出すんだけど、その刀の先に藍染がいないことが残念でなりませんでした。

新宿コマの時は、歌に入る前に一護の「3年前…全てはここから始まった!!」って台詞が入ってて、それが「もうこれで終わりなんだ〜><」と思わせる凄くいい台詞で、気分は盛り上がるし涙は溢れてくるしで大好きだったんだけど、今回はそういうのがなくてちょっと寂しかったです。でもやっぱり、「全てはここから始まった」と思わせてくれる曲だよね。ついついノリで歌っちゃうけど、実はいい歌詞だよなーと改めて思ったり。
ステージの前に隊長副隊長がずらりと勢揃いするのは圧巻。
最後のポーズはほんとにアニメ絵みたいな出来で。様式美って人を感動させることができますよね。

  • ソウルズシャウト

アンコール。キャストさんが客席降りする曲でもありました。
みんな間近で見てもキャラそのまんまだから感動するんだよ。連れてった人が「すごいね!すごいね!」って言ってくれると自分のことのように嬉しかったです、関係ないのにね(笑)。
最後、三番隊が上手側の段上にふたりでいて、それもうれしかったな。跪いてちょっと笑って見上げてるイヅルと、袂に手を入れてそれを見てる市丸隊長。なんか、なんかうれしかったなあああああ。思い出すだけで涙が出てくるよ。

  • the otherside of a limit

千穐楽のみのダブルアンコール。そうだよこの曲があったんだよ…と最後の最後で今回のブリミュの足りなさを再確認しました。やっぱりねー、2時間でまとめられるもんじゃなかったんだよ!あの曲もこの曲も聴いてない!もう一度聴きたい!って次々と噴出してきて困った。
でもお別れするにはいちばん相応しい曲だったと思う。最後に聴けてよかった。



さて。んじゃ最後に北村イヅルのことでも書いて締めることにします。
実は前回のコマ公演では、北村イヅルにそれほど興味があるわけではありませんでした。
再炎で初めてイヅルを見た時、マンガから、アニメから、そのまま抜け出してきたような完璧なイヅルに感動したし、その高すぎる再現率にうおおおお!!ってテンション上がったし、この人以外にイヅルができる人はいない!!って本気で思った(もちろん今でも思ってる)けど、元々イヅルというキャラクター自体に特別な思い入れがあったわけじゃなかったこともあって、イヅルはイヅルとしてしか見えてなかったの。ガラスの仮面どころじゃない、絶対に割れたり落ちたりしない、鉄壁の仮面をかぶって完璧に演技してくれてる、栄基さん本人まで思いが至ってなかったのね。だって仮面が完璧すぎて、中に別の人が入ってるなんて想像もできなかったんだもん!(笑)
それを覆してくれたのが去年のフィルムフェスでした。
このトークイベントの日、わたしは急転直下で北村栄基という中の人に対して恋に落ちてしまって、痛々しくもどうしようもない日記を書いたりもしたわけですが(id:tsw:20090517)(この日からしばらく[栄]カテゴリが大変なことになってて我ながら笑えるw)、本当の意味で栄基さんのイヅルに目覚めたのはこの時からでした。
だってそれまで、自分の中でイヅルはイヅル以外の何者でもなかったわけです。
でも、イヅルの中にあんな男前でドエスな人が入ってるんだって知ってしまったら…それはもう戻れないよね><><><むりだよね><><><
だから今回の卍解SHOWは、わたしが北村イヅルを好きになって最初で最後のブリミュだったんです。
栄基さんのイヅルは、期待を裏切りませんでした。期待以上でした。
誰も見てないかもしれない、舞台の隅で自分がしゃべってない時でも、一部の隙なくイヅルでした。でも日替わりのアドリブコーナーでは、ちょっとだけ中身が透けて見えるような男前発言もあったりして(「男とはー!注がれた酒は飲み干さなければならーん!」とかw)、そんなところも愛おしくてわたしはニマニマしながら見てたんだけど、きっと以前の自分ならそんな栄基さんの中身には気付かずにスルーしてしまってたと思うんだよね。だから今回は栄基さんのことを好きになって、こうして演じてるところが見られて、イヅルの鉄の仮面の向こうに、ほんのりと演じている栄基さん自身を感じることができて、すごくすごく嬉しかったし楽しかった。
今回の卍解SHOWは「最後のオリジナルキャスト公演」と言われていて、この後どうなるのかが全く分からない状況で。でもきっと、また何かブリーチでやるんだとしたら、出演者は総とっかえするんじゃないのかなあ。
イヅルは栄基さん以外にはできないと思ってるとはいえ、テニミュなんか見てると、才能のある若い人って本当にたくさんいるんだなあって思うし。たとえイヅルが変わらなかったとしても、北村イヅルが土屋ギン以外の人に跪いてるところなんて絶対に絶対にぜーーーったいに観てらんないだろうし。だからまた何かをやるんだとしたらキャストは総とっかえでお願いします!>えらいひと
だから、これでもう、北村イヅルとはお別れです。
栄基さんのことはこれからもできる範囲でお仕事を追いかけていきたいと思ってるけど、その全てのはじまりになってくれたイヅルという役とはお別れ。
すごーく寂しいけど、役者さんがお芝居で演じる役とこんなに長くお付き合いできることってそうそうないことですよね。だからブリミュのイヅルを最初から最後まで全部自分の目で見られたことは、わたしの宝物です。
最後に大好きなとぅてぃーギンと、大好きな北村イヅルを舞台上で拝めてしあわせでした。ほんとうにありがとう。ずっとずっとだいすきだ!!!!!

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*2:でもこれ、最初は市丸と浦原さんの曲だったよね